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雨音
またもやチャペックの話になってしまい申し訳ないのですが、今月のアンネムの読書範囲であった『恵みの雨』という章、個人的にとても好きでした。雨に左右される人間の精神状態の浮き沈み、雨を「待つ」態度、雨について交わされる言葉と、降ったら降ったでさらに多くを求めて終わるところなど。人間の不自由さや身勝手さ(それを園芸家性と言ってみたい気もする)滑稽で愛おしいドタバタ劇は、もはやこれだよこれという感じになってきています。思えばこの本は初めからそんなことばかりで、毎月毎月そのおかしみを上書きしてくるので、今年は一緒に読み進めるみなさんの存在もあり、さらにわたしの中の人類愛は膨れ上がり、どうしたものかと持て余してしまっている。 話は変わりますが、去年の夏は雨音について執拗に考えた夏だった。何故かというと、雨音楽器の制作という任務を背負っていたからである。 ことの発端は、Sound Surrounding On Sado という、新潟のexperimental roomsさんから出ている佐渡コンピに青木が楽曲参加したことに遡る。 🎧Kota Aoki ’境.
tomoyo shiina
5月22日


労働について/Unnamed Garden 4月の記録②
前回に引き続き、別グループの対話の内容の書き起こし要約です。 ー 子供の頃、親に連れられてメーデーを歩いた。たすきみたいなのして。 ー ストがあると動けないから大変。男の人たちは会社に泊まりがけになるから、会社に布団を持って行った。女の子は事務だからどっちでもいいんだけど。会社は止められないから。 ー 検索するとAIによる結果が出てくる。AIを使うとか使わないの意思に関係なくもう自然に入り込んできている。知識とか考えることを今全部AIに頼ってる。少し前にNHKで中国のロボットを特集していて、そのうちロボットに意思を持たせて動けるようにするってやっていてぞわっとした。手塚治虫さんがアトムで、最終的にロボットが意思を持って人間を攻撃するっていうところまでいって、それを阻止するためにアトムがどーだこーだする、ほんとに一部のロボットなんだけどそういうのが出てきて、ていうのとリンクして恐ろしい気持ちになった。(余談:手塚治虫さんはカレル・チャペックに影響を受けて鉄腕アトムをつくったという話があります。) 戦争では人間はぽーっとしててロボットだけで殺し合って
tomoyo shiina
5月5日


労働について/Unnamed Garden 4月の記録①
カレル・チャペック『園芸家の1年』と進む、月に1度の開かれた場、通称アンネム。4月のトークテーマは労働についてでした!4月の章に付随する「祭典の日」という5ページの章を掘り下げる2時間。園芸脱線回でお送りしました。そこでわたしが労働と、労働から飛躍してみなさんに問いかけたのは以下です。 人間を人間たらしめているものはなんだと思うか AIについてどう思う? まぁでかいスケールです。笑 こんなん2時間に収まるわけがないのよ。(それを無理やり収めるのがアンネムです。)会が終わった後も考え続けていた、と伝えてくれる方もいたり、みなさんのおかげで知覚的な場が出来ていることを実感します。本当にありがとうございます。 というのも、カレル・チャペックは他にも1920年に「R・U・R 原題:Rossumovi univerzální roboti」というSF戯曲を書いていて、知恵をつけたロボットが団結して人間を虐殺し始めるという話なのですが、機械文明の発達がバッドな方へ向かう警告譚のようなものって昔からずっとあるのなんでなん?とシンプルに疑問で(これは私の中で戦争
tomoyo shiina
5月3日


おひさしぶりです
時は2026年になり。この世から消したと思っていた過去記事がなんと残っておりまして、一部ですが復活させました。たまにブログのことを覚えてくれている方がいて、びっくりしています。ありがとうございます。うれピ〜(死語)。写真のおじさんは今回の話に何の関係もない、芝を刈るおじさんです。 「考えていることがあったとしても、それを表に出さなければ、考えていないことと同じ」最近目にしてはっとした言葉です。 この頃わたしはSNSで長文を書くということをほとんどしていません。なぜなら自分がSNS上の長文をあまり読めなくなってしまったからであります。あとで読むか。と思っても、その「あとで」は永遠に訪れることはなく、どんどん流れていく情報の中では刺激だけが目に止まる要素で、流れてしまったものはその瞬間に忘れていく。そういう追いつけない早さに加わらないやり方で伝えられないか。大切なことはすこしアクセスしづらいくらいの方がいいと言ってくれた友達よありがとう、1周してまたブログに戻ってきました。 きっかけは、今年始めた企画のUnnamed Garden...
tomoyo shiina
4月26日
Choose life
ここ最近、好きなお店が立て続けに店を畳んでいる知らせを受けています。そして、どのお店も包み隠さず自分たちの実直な言葉を発信していて、それらを読むたびに私は強く感銘を受けています。ムネアツ。いいお店がまた地球上からなくなってしまった…(泣)と一瞬は思うけど、彼らの言葉を目の前にするとそれは変化のひとつで、わたしごときが悲しむことではないのだと冷静になる。なにより、大きな決断をした彼らにただよっている空気は清々しい。 さて、人生は小さな決断の連続である。買い物一つにしても。 先日のお客様の会話 A「これかわいい、買おっかな〜」(商品を手に取る) B「何に使うの?使い道が分かってから買いなよ」 A「...そうだね」(静かに棚に戻す) 椎名心の声 「すみません、そもそもこのお店には、使い道が決められたものなんてほとんどないんでございます。汗」 お客様が去った後に悶々とする。 (あれを買っていた世界線だったら、あの人の暮らしは何か変わっていたかしら) (まーそんなに大したことじゃないか) (なんか寂しい気持ちやな) そして誰かの決断に水を差すような言葉を、
tomoyo shiina
2022年4月26日
新潟の耐寒性ゾーン
「佐渡では室内に取り込んで」 「佐渡でなかったら地植えができるんですけどね」 そんなワードを5億回は店で口にしている、冬の私。 移住してきた頃は、佐渡は海流の影響で新潟よりも夏涼しく冬暖かいと聞いていたのもあり呑気に構えていたら、佐渡の冬にメチャクチャに打ちのめされました。 あれもこれも、越冬できない。船の輸送の間に痛んで、復活できずにケースごとダメになる植物もありました。損失と対峙することから目を背けた1年目の冬・・・。(園芸店としてもダメだし経営もダメダメです) 今まで培っていたと思い込んできたものが、全部通用しない気がしたのでした。それから島中をまわって、何がうまく行ってるか観察して、実際に植えてみたり、信頼できる植物リストを一つ一つ増やしていった。 そんな私がこんな便利なものがあったんかいと膝を打ったProven winnersのサイト。 Googleと連動して、お住まいの場所の耐寒性ゾーンを調べられるのです。 https://provenwinners.jp/learn/hardiness_zone_map/ ”寒さを段階別に分けた(日
tomoyo shiina
2022年2月19日
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