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園芸
新潟の耐寒性ゾーン
「佐渡では室内に取り込んで」 「佐渡でなかったら地植えができるんですけどね」 そんなワードを5億回は店で口にしている、冬の私。 移住してきた頃は、佐渡は海流の影響で新潟よりも夏涼しく冬暖かいと聞いていたのもあり呑気に構えていたら、佐渡の冬にメチャクチャに打ちのめされました。 あれもこれも、越冬できない。船の輸送の間に痛んで、復活できずにケースごとダメになる植物もありました。損失と対峙することから目を背けた1年目の冬・・・。(園芸店としてもダメだし経営もダメダメです) 今まで培っていたと思い込んできたものが、全部通用しない気がしたのでした。それから島中をまわって、何がうまく行ってるか観察して、実際に植えてみたり、信頼できる植物リストを一つ一つ増やしていった。 そんな私がこんな便利なものがあったんかいと膝を打ったProven winnersのサイト。 Googleと連動して、お住まいの場所の耐寒性ゾーンを調べられるのです。 https://provenwinners.jp/learn/hardiness_zone_map/ ”寒さを段階別に分けた(日

tomoyo shiina
2022年2月19日
光を味方につける
1月も半月過ぎ、明日は満月。皆様いかがお過ごしでしょうか。ご挨拶が遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。新年から遊びに来ていただいた皆様、ありがとうございました。おかげさまでだいぶお店の中がさっぱりとしております。 大寒を過ぎたら寒さの底は一応抜けるのでしょうか。2月から播種も始まります。庭の落葉樹も鉢上げしたい!剪定もしたい!そう考えると、冬場ほど店の中のことに集中できる時期は、そんなにないのかもしれないなと思います。 昨年の秋に店頭にあった、セロシア・ケロスファイア’ヴィンテージ’の剪定した部分を、ドライにしてみました。購入いただいたお客様には、非耐寒性の為越冬できないと思いますと伝えていたのですが、寄せ植えにしていた苗を切り戻した根元を先日みたら、新芽が!もしかしたら越冬できるかも?とはいえ、佐渡で植物を育ててきた経験としては、みんな1月までは頑張るのよ。踏ん張りが効かなくなったように、バタバタと絶えてゆくのが2月から春先。気が抜けないのよ・・・。 ところで、昨今ヴィンテージと名のつく植物を色々なところで目にするようになりました

tomoyo shiina
2022年1月17日
2021Chelsea flower show解釈
いやはや、今年はショーガーデンというものの認識を大きく覆すことになりました。チェルシーはあまりチェックしていなかったのですが、今回見ていて大変勉強になったのでした。まだ途中ではありますが、ざっくり個人的に感じたことを書いていきたいと思います。 まず、今年ベストショーガーデンを獲ったGuangzhou China: Guangzhou Garden この方々の受賞がとても象徴的だなと思いました。竹で制作したという針葉樹のコーンのようなオブジェのあるこちらのお庭。 https://grant-associates.uk.com/projects/the-afggm-garden-the-ecological-civilization ぱっと見ものすごく地味〜。水辺との境界線が曖昧で、まるで森に迷い込んだようなアジア的既視感のある風景だなと思っていたら、中国広州でインスピレーションを得たということでした。広州といえばザハ設計のオペラハウスもある、上海や北京に次ぐ文化的な都市です。 デザイナーによると、広州の都市周辺には森林や水辺など特徴的な自然環境がい

tomoyo shiina
2021年9月22日
チェルシーフラワーショー
イギリスの王立園芸協会(RHS)が主催するチェルシーフラワーショーですが、今年は後にも先にもない異例の9月開催ということで、明日21日よりスタートするようです!普段だったらバラが彩る季節に行われるわけなので、秋の植物がどういう風に活躍するのかとても楽しみ。余談ですが私は芝生とプラタナスの花粉症があるので、学生の頃チェルシーを見に行った際はひどいものでした、秋最高〜。 さてさてそんなわけで今年はCovid Safetyの中で行われますが、ステイホームの影響は園芸界にも変化をもたらしていて、インドアガーデニングや家庭菜園の需要が増え、鶏を飼う人も増えたりしていて、そんなトレンドも大いに盛り込まれているのではないかと期待しています。wakuwaku 日本でもここ数年観葉植物は需要が増えていて、去年は市場で価格が高騰するくらい奪い合いのようになっている状態でした。日本での動きを見ていると、鉢との合わせを楽しんだり、個々の個体をじっくり見るような、コレクター的要素や盆栽要素の強い感じがします。小さな植物が好まれるのも、居住空間の狭い日本ならではの楽しみ方だ

tomoyo shiina
2021年9月20日
在来種外来種問題
https://www.city.sado.niigata.jp/uploaded/attachment/17363.pdf ⇧最近こちらの記事を読んでおりまして、店を始めてまだ数ヶ月の頃、うちで販売していたアジュガのチョコレートチップを見て苦言を呈した方がいたことを思い出しました。聞くにどうやら、園芸種のアジュガが在来アジュガに圧をかけているそうで、自然が豊かなところで園芸をやるというのはそういう事で、無知ではいられない。いろんな狭間で大変気を使う仕事でもあるわけです。 佐渡に自生しているAjuga属のものは、 ・キランソウ Ajuga decumbent 別名:地獄の釜の蓋(すごい名前) ・ニシキゴロモ Ajuga yesoensis その他日本で確認されている品種は ジュウニヒトエAjuga nipponensis をはじめとする12品種らしい。 園芸店に並んでいるアジュガは、おそらくほとんどがA.reptansとかA.tenorii ナンチャラカンチャラ (和名 セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウなど)等の、日本にもともとなかっ

tomoyo shiina
2021年8月26日
蓮
今日からお盆が始まりましたね。佐渡に来て、盆花の売り場に蓮が並ぶことがとても新鮮でした。盆の花といえば、私の故郷は菊、禊萩、桔梗、鬼灯。地域によって供えるお花が違うということを、気にかけたことがありませんでした。葉も売られていたのですが、お供え物を乗せたりするのかな。帰省できないので、一輪買って帰ろうかと思ったら、どこも売り切れてました。残念。それだけ蓮を供える人が多いんだな。想像したただけで気持ちがシャンとする。 ”泥より出でて泥に染まらず” 極楽浄土に咲くと言われる花。インドやスリランカ、ベトナムの国花でもあり、仏教、ヒンドゥー教、密教共通の神聖な花とされています。一つの花に共通の神秘性を持つ、アジアの不思議。この世とあの世。泥は俗世、悟りは花。植物に自身を投影し重ね合わせるのは人間の性かも知れない。 学名:Nelumbo nucifera 学名はシンハラ語から来ているそうです。 明治〜昭和の花鳥画絵師/小原古邨による『蓮と雀』には花托(かたく)と呼ばれる蓮にしか見られない構造もしっかり描かれています。『踊る狐』は蓮の葉を頭に乗せて、愛らし

tomoyo shiina
2020年8月13日
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