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庭のその先
「Andy&Williams garden will close!! 」 前のBossから届いた1通の衝撃的なLINEから始まった朝。 アンディアンドウィリアムスボタニックガーデンは、群馬県太田市にあるジョイフル本田に併設されている、国内では数少ない本格的なイングリッシュガーデン。ホームセンターであるが故、訪れる人の庭づくりの力になれるようにという明確な目的を持ち、造られたそうです。 https://www.joyfulhonda.com/aw/ いつか行こうと思っている間に、閉園のニュースとは・・・なんとも悲しい。前にもあったな、そうだ、ハドスペン・ガーデン(昔の方の)に行きたいと思った時も、クローズしていたんだった。連鎖的に思い出すあれこれ。 行きたいところや会いたい人の為には時間を作って行動しないと、永遠に存在するということはないんだな。 話は戻って、ジョイフル本田は新潟でいうところのコメリのような存在で(北関東の人はジョイホンて呼びませんか?)園芸コーナーがとても充実しているので、私も帰省するとつい足がむいてしまう。一企業がこれだけのガー

tomoyo shiina
2020年11月10日
いのち
Siltはよくあ〜お花屋さんね〜なんて言われることも多いのですが、園芸店と花屋さんて何が違うの・・?と思っている方も多いのかもな、ということで花の世界と園芸の世界は重なり合いつつ少し違うんだよ、ということをなんとなく書きたくなりました。そしてそれはいのちという見方をすると見えてくる。少し前に、山形ビエンナーレのオンライン開催を見ていて、「いのちの学校」というプログラムの中で、花道家の上野雄次さんがこんなようなことを言っていました。(ちょっと私の方で脚色があったらごめんなさい) 花を手折る時、その時点からその花は死へと向かっている。 花が咲いて、生殖をして、次の世代を残すという最大の盛りの美しい時に、 人間の都合で花のいのちを奪うわけだから、そのいのちを作品という形で昇華しなければいけないよね。 花を扱うというのはある意味痛みを伴うことだ、と。 それを聞いてひれ伏した私。華道に”道”という言葉が使われるのは、花をたよりに人の道を知ることでもあるからなんだなと思う。花を扱う方が背負っているものに比べたら、園芸の世界はずいぶんと平和な気がする。園芸家は

tomoyo shiina
2020年10月2日


ドゥブロブニクのSobe
昔の写真を見返していて、ドゥブロブニクを一人旅してた時のことを思い出していました。アドリア海の真珠と呼ばれるクロアチアのドゥブロブニク。とても美しい場所には悲しい歴史の爪痕があるわけで、旧ユーゴスラビアからの独立宣言後、旧ユーゴとセルビアとの間で三巴の激しい内戦を繰り広げた歴史があります。 散歩しながら旧市街とアドリア海をぐるりと見渡せる、城壁ウォークという人気のアクティビティがあるのですが、美しいテラコッタ色の瓦がとても新しいことに気が付きます。 なぜなら、内戦の際の爆撃で8割の建物が破壊されてしまったから。ところどころに残る古い瓦は、戦火を免れた唯一の場所だそうです。市民の必死の復興によって、一度危機遺産リストに入れられたこの街は再び世界遺産に返り咲く。大昔のことではなく、90年代の話。私は世界遺産の定義を詳しく知らないけれど、里山を含めた街並の美しさや、人や文化、たくさんのミクロな視点を内包しているんだろうと思います。(だから、世界遺産認定を頼りにしているようじゃだめなのよ。) そんな時代の中で生まれたSobe(ソべ)というものは、いわゆる

tomoyo shiina
2020年9月2日
蓮
今日からお盆が始まりましたね。佐渡に来て、盆花の売り場に蓮が並ぶことがとても新鮮でした。盆の花といえば、私の故郷は菊、禊萩、桔梗、鬼灯。地域によって供えるお花が違うということを、気にかけたことがありませんでした。葉も売られていたのですが、お供え物を乗せたりするのかな。帰省できないので、一輪買って帰ろうかと思ったら、どこも売り切れてました。残念。それだけ蓮を供える人が多いんだな。想像したただけで気持ちがシャンとする。 ”泥より出でて泥に染まらず” 極楽浄土に咲くと言われる花。インドやスリランカ、ベトナムの国花でもあり、仏教、ヒンドゥー教、密教共通の神聖な花とされています。一つの花に共通の神秘性を持つ、アジアの不思議。この世とあの世。泥は俗世、悟りは花。植物に自身を投影し重ね合わせるのは人間の性かも知れない。 学名:Nelumbo nucifera 学名はシンハラ語から来ているそうです。 明治〜昭和の花鳥画絵師/小原古邨による『蓮と雀』には花托(かたく)と呼ばれる蓮にしか見られない構造もしっかり描かれています。『踊る狐』は蓮の葉を頭に乗せて、愛らし

tomoyo shiina
2020年8月13日


観光について考えた日
Siltとoctoの改装の際に、とてもとても、お世話になった方がいます。 吉田励さん(励おじちゃん) 佐渡に来たばかりで誰に尋ねたらいいかも分からず、大工さんがどうやっても捕まらなかった私たちが、全部セルフリノベーションする方へシフトチェンジしたのは 「なんでも自分でやってみたらいいんじゃない?楽しいよ」 という励おじちゃんの鶴の一声だった。形のない、たくさんの’知恵’という財産を授けてくれた。もっとこれから一緒に遊ぼうと思っていたのに叶わなくなってしまった。 励おじちゃんが恋しくなって定期的に鼓童のブログを見返してしまう。 そこには、今の私たちと同じくらいの年齢の、私たちの知らない励おじちゃんがいるからだ。 ”吉田励さんを偲んで”というタイトルで書かれた本間康子さんの記事。 https://www.kodo.or.jp/kodo_blog/staff/26168 その中の一文が、今ここで商売をする私に様々なことを問う。 宮本常一先生のことを敬愛していた吉田さん。 「観光とは、そこに生活している人々が、生き生きと光り輝いている姿を目撃するというこ

tomoyo shiina
2020年8月8日
はじめまして
HPのリニューアルに伴いBlogを始めようと思います。 Instagramではなかなか書くタイミングのない英国でのこと、庭のこと、離島で商売を始めるまでのこと、 旅の話、色々書こうと思うことはありますがのんびりと始めます。よろしくお願いします。

tomoyo shiina
2020年7月29日
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