夏季限定ライブラリー
- tomoyo shiina

- 2021年7月19日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前
今年初めてお酒の販売のない夏を過ごしていまして、静かなSiltよりお送りいたします。園芸業界も閑散期に入りまして、島内の方々がきっと観光シーズンでとても忙しくされている間、うちは真逆のサイクルで動いてるなと本当に思います。静かに過ごしたい方にとっては穴場かもしれません。
そんなこともあって、今お店の中に佐渡コーナーなるライブラリーコーナーを作っています。興味を持ってくれる方がいたら嬉しいです。Siltプレゼンツなので、観光全く関係ございませんが、何度か佐渡にいらしたことがある方にとっては興味深い内容ではないかなと思います。少ないですが、植物や生き物・風土や暮らしなどを映した写真集など置いています。吉田励さんの”とことこむしのいっぷく”も、ご親族の方に許可いただきまして閲覧できます。以前鼓童の機関誌として発行されていた連載を、ご好意で冊子としてまとめていただいたものになります。私は、励さんの写真や文がとても好きです。ぜひ夏の間多くの方の目に触れていただきたいなと思います。
そしてそんな準備をしておりました本日、私の手元に佐藤富士美さんの写真集が来ました。「あなたに差し上げるから!」と言って颯爽と去って行かれたお優しい方。この場を借りて、再度ありがとうございました。こういうタイミングって本当に面白いよなぁ。と思いながら、そちらも一緒に並べております。お声をかけませんので、ぜひゆっくり見ていってください。ただし、クーラーがないので、涼しい格好で汗だく必須でいらしてください。海まで5分ですので、海にドボンするのもオススメです。
話は変わって、端島(軍艦島)が今ユネスコにお咎めを受けているニュースは皆様もご存知かと思います。私はまだ佐渡に移り住んで3年の若輩者ですが、佐渡の陰の部分をもっと知りたいと思う時がたまにあります。何かで知ったのですが、昔の鉱山祭では灯里を持つ先達は盗人かぶりをして顔を見せなかったそうです。無宿人や流罪人の名残でみっともないとのことから今はその習慣は消えてしまったとか。隠されていることや消されたものというのは見えているものより多くを語るものです。ユネスコのお咎めは、金銀山の世界遺産登録を目指す佐渡にとっても、何か大事なことをつついてくれているような気がするのです。
富山治夫さんや近藤福雄さんの撮る粗い粒子のモノクロームの佐渡は、1枚の写真の質量が凄まじいです。見る側も試されている。エネルギーを要します。新たな発見や、興味の起爆剤になればいいなとの思いでおります。皆様のお越しをお待ちしております。

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