観光について考えた日
- tomoyo shiina

- 2020年8月8日
- 読了時間: 2分
更新日:4月27日
Siltとoctoの改装の際に、とてもとても、お世話になった方がいます。
吉田励さん(励おじちゃん)

佐渡に来たばかりで誰に尋ねたらいいかも分からず、大工さんがどうやっても捕まらなかった私たちが、全部セルフリノベーションする方へシフトチェンジしたのは
「なんでも自分でやってみたらいいんじゃない?楽しいよ」
という励おじちゃんの鶴の一声だった。形のない、たくさんの’知恵’という財産を授けてくれた。もっとこれから一緒に遊ぼうと思っていたのに叶わなくなってしまった。
励おじちゃんが恋しくなって定期的に鼓童のブログを見返してしまう。
そこには、今の私たちと同じくらいの年齢の、私たちの知らない励おじちゃんがいるからだ。
”吉田励さんを偲んで”というタイトルで書かれた本間康子さんの記事。
その中の一文が、今ここで商売をする私に様々なことを問う。
宮本常一先生のことを敬愛していた吉田さん。
「観光とは、そこに生活している人々が、生き生きと光り輝いている姿を目撃するということだ」
との宮本先生の言葉を大切にされていました。
Silt、octo共に、どちらかというと観光客向けではなく、地元密着型のお店だ。地域のお客様が常日頃、消費活動をしてくれることで、私たちは食い扶持を繋いでいる。
でも不思議なことに、島外から注目していただけることがとても多くなって、先日発売されたさどぼんの、最初のページに大きく掲載していただいた。正直びっくりして、恐縮な気持ちと共に、編集長の風間さんへお礼を言いたくて電話を入れた。風間さんは言った。
「観光にいらっしゃる方は、植物もお酒も買って帰らないかもしれない。でも佐渡には古い良いものも残っている一方で、新しい人たちもたくさん入ってきて新しいことを始めている。今の佐渡で何が起きているかその象徴だと思ったんです。だから最初に持ってこようと僕は決めていたんです。」(風間さん、間違えていたらごめんなさい)
脳内で、励おじちゃんが大切にしていたという言葉が思い出される。忘れないように、反芻している。




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